和歌山旅行その2:御坊を散策
前回はこちら。
紀勢本線
まずは朝から電車に乗って御坊駅へ向かいます。街はあるんだけど田舎、くらいのところを電車で走り抜けていくのが一番楽しい。みかん畑かな?斜面に広がっている。
話題のエネオス有田製油所前を通過した。有田市の雇用を担いすぎてて閉鎖すると大変なので行政が反対してるらしい。
ちなみにこのあたりの車窓の解説については以下の動画が面白かったです。オタクが早口で語ってるの聞くの好き。
【新幹線の10倍】紀勢本線で大阪→名古屋!9時間500キロの旅【VOICEROID鉄道】 - YouTube
御坊駅に到着しました。
紀州鉄道
御坊駅からは紀州鉄道というローカル鉄道が通っているので、乗ってみます。
土曜の朝ですが誰も乗っていません。なぜ採算が取れているのかというと、実は親会社が軽井沢や箱根でリゾート開発している不動産業で、「鉄道」と社名につければ信頼度が増すだろうというまさかの理由で鉄道会社を買収・存続させていたのです。
時速30kmくらいでのんびりと走り、終点、西御坊駅に到着しました。駅名標がアホみたいにでかい。そして駅舎がボロすぎて心配になる。
紀州鉄道は、全長2.7kmと、ほぼ日本一短い私鉄です。厳密には成田空港の近くの芝山鉄道のほうが短いそうです。
京都の嵐電を思い出すホッコリ感。踏切もオールドタイプ。
ちなみに京アニの有名な作品「AIR」の聖地が御坊だったらしく、紀州鉄道も少し登場したとか。
廃線跡へ
先程の駅舎を反対から見るとなんと!手作り感あふれる車止めが。仮設…?
先に線路が続いています。向かってみましょう。
民家の裏庭みたいなところを線路が通っています。私有地に入らないようにして、あとを辿っていきます。
開けた土地に来ました。ここが日高川駅跡です。かつては貨物扱いをしていたようです。ここから川に荷物をおろしていた(あるいは積み上げていた)のかな。平成元年に廃止されました。
御坊は本願寺の日高御坊に由来する寺内町だそうで、古い町並みが残っていて散策しがいのある街です。
もう少し時間があればいろいろ散策してみたかったのですが、折返しの電車で戻ります。
御坊駅に戻ってきました。JRとホームが共通なので、車内で精算票をもらって改札を出ました。
御坊市のマンホール
おまけ。御坊市のマンホールは「ハマボウ」、「こぎく」、「クロガネモチ」といった植物が描かれています。英語の名称でおしゃれに飾っています。