ものほし

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joyfutonのブログです。街歩き、旅行、美術、写真、自分の好きなものを好きなだけ。

世の中にたえて桜のなかりせば

おひさしぶりです。

「社会人は5日の休みで職場に内緒でどこまでいけるか」というテーマでスペインまで旅行してきました。食事も建築も良くて、素敵な旅行でした。詳細はまた別記事で書いていこうと思います。

日本に帰ってきたら一気に桜が咲いていました。どうしよう。見に行きたいけど、仕事もあるし、どこ行こうか、誰と行こうか考えているうちに、散ってしまったらどうしよう、とそわそわしてしまいます。

そんなときにいつも思い出すのが在原業平が歌ったこの歌。

世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

「世の中に桜がまったくなかったら、春の心はのどかだろうになあ…。」という意味です。こんなにそわそわしてしまうのは桜のせいだ!と。

去年はこの歌を調べるだけで終わったのですが、どうやらこれに応じた返歌があるそうです。

散ればこそいとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき

「散るからこそ桜は良いのです。この世に永遠のものなどないのだから」と。読んだ人は不明だそうですが、それも確かにという感じ。歌は単体で楽しむだけじゃなくて、やり取りも含めて考えるとより面白いんだなと気づきました。

や、しかしそれにしても、見に行かなきゃ散るところも見られへんな。どっか行かなきゃな…。今年はどこの桜を見に行こうかな。