ブラふとん「香川」(2015年)
この記事は 2015年9月21日〜23日に行った旅行の記事を当時を思い出しつつ改めて作成したものです。(初公開)
今回は近畿を飛び出します。
というわけで、ふれっしゅさんとぴょんぴょんさんと 3人で香川へ旅行してきました。
テーマは「香川の治水と建築を巡る」。ブラふとん拡大編、始まるよ!
神戸三宮
ジャンボフェリーに乗るため、まずは三宮でふれっしゅさんと合流。ふれっしゅさんは先日のブラふとん「神戸三宮」に参加されていないため、事前にフラワーロード(生田川埋立地)や外国人居留地を巡られていました。
神戸市役所展望台で、前回は見られなかった夜景を楽しむ。
ジャンボフェリー
のりばめっちゃ綺麗になってる!?!?
あの汚いゲームセンターがなくなってしまっていた。
ジャンボフェリーに乗船。0時に三宮を出て、朝5時に香川に着くという、格安瀬戸内海横断手段なのです。
深夜、ぴょんぴょんさんと甲板に出て、明石海峡大橋っぽいやつをくぐるところを見た。青春って感じだった。
ジャンボフェリー、実はお風呂が使えるとの噂を聞いて、場所を探り当てて入浴した。窓が大きくて眺めが最高すぎる…。できれば明るい時に入りたかった。風呂から上がり、絨毯で雑魚寝していると、爆音のジャンボフェリー曲で起こされた。
風が恋を運ぶ 海を遠く渡り
二人を結ぶ ジャンボフェリー
風の中感じる あなたの声感じる
届けてよ ジャンボフェリー
ふれっしゅさん(以下「ふ」)「相変わらず雑な起こし方だ」
荷造りをしていると外を見に出ていたふれっしゅさんが戻ってきた。
ふ「甲板から明けの明星が見えたよ」
ぼく「その言葉、理科の授業以外で初めて聞きました」
高松
まずは高松のいろんな遺構や建築を見に行きます。
現代建築
香川県庁舎
設計は丹下健三(1958年竣工)。
「車両進入禁止」の標識が、なんと湾曲している。
高松中央公園
イサム・ノグチの設計した遊具「オクテトラ」
ふ「元々浄願寺と高松高等小学校の敷地だったが、高松空襲で焼け、戦後、高松市民球場となった。球場時代の名残として芝生広場には塁を象った石が埋設されている。」
百十四銀行本店
1966年の建築当時、日本で初めて緑青のブロンズ板で仕上げたビル。異質だなあ…。
井戸跡
ふ「高松城下には江戸の玉川上水よりも9年早い1644年に上水道が整備されたそうだ。ビルの隙間に今もひっそりと井戸の跡が残っている。」
左から今井戸跡、亀井戸跡、大井戸跡。
今井戸跡の上には祠が建てられている。藤森神社として祀られているのだ。
レンタカーを入手し、宮武うどんで朝ごはん。
店で並んでいたら、となりの子供が「蕎麦は!?ないの!?」て叫んでた。ねーよ。
瀬戸大橋
瀬戸大橋タワー
瀬戸大橋の手前にある、瀬戸大橋タワーに登ります。回転しながら地上108mまで上っていく。シュールだけど、景色がめっちゃ良い。登ってみたいタワーランキング第6位らしい(微妙)。
てっぺん到着!
東山魁夷せとうち美術館
谷口吉生設計(2004年竣工)。瀬戸内海を望む美術館。美しい…。谷口は京都国立博物館の平成知新館を手掛けたことでも有名です。
谷口吉生は壁の素材にこだわるらしい。たしかに1枚1枚違う。
あと、噴水が瀬戸大橋風だった。
丸亀
丸亀城
1600年ごろに作られた丸亀城。日本一高い石垣と日本一小さな現存天守閣を持つ。
いいお天気!瀬戸大橋も見える。
丸亀市のマンホールは丸亀城、右上のうちわに金毘羅さんの金、 左下のうちわに旧丸亀市章。
猪熊弦一郎現代美術館
設計は再び、谷口吉生。展示物は…現代って感じだった。
うぶしなで本日2杯目のうどん。
豊稔池ダム
どこか行くとこないかなと検索していたら、近くにダムがあるのを発見。せっかくだからと行ってみたら、大当たりでした。
どどーん!
豊稔池ダムは、日本最古の石造マルチプルアーチ式ダムで、全国唯一の五連アーチ式ダム。昭和4年竣工。重要文化財。
上にものぼれる。5連アーチが美しい。
ふ「豊稔池ダム、最高だった!!大いに感動した。 」
あじさいの上でセミが殻を抜けていた。
こんぴらさん
ぴょんさんと必死に石段を数えながら上がっていきます。
ふ「熱心に石段の数を数える後輩。答えをググる私。」
何某さん、いったい誰なんだ…。
そして本宮へ到着。
僕&ぴょんさん「83,84,…85!!785段!」
ふ「正解!!!!!」
一同「うおおおおお」
ふ「表面張力の実験だあぁ!!(洗剤垂らしたい)」
でたらめの説明される金刀比羅宮、修羅の国すぎるのでは。
18時の時報に金比羅船々が流れていた。落語家3代目柳家権太楼の出囃子としても有名な曲だ。
こんぴらうどんで本日3杯目のうどん。
ことでんに乗って帰ります!
ことでんのポスター、まじぱねぇ。
スーパー銭湯
銭湯で旅の疲れを吹き飛ばす。スーパー銭湯に行ったらiPhoneの電池の残りが数パーセントになりました(どっか〜〜〜ん)。
再びジャンボフェリーに乗って、翌朝に三宮に到着。往復ジャンボフェリーという0泊3日の旅が終わった。
香川での治水の歴史を、ビルの間にたたずむ井戸跡たちが物語っていたなあ。その大事なお水で、私達はうどんを大量に食べることができるのだ。
また、香川県庁や美術館といったたくさんの現代公共建築から、昭和初期の豊稔池ダム、はては江戸時代の丸亀城まで、香川には豊かな建築が揃っていた。おすすめです。
帰宅したら
母「昼ごはんにうどんあるけどいる?」
僕「勘弁してください。」