ブラふとん「北野」その1 〜目指せ北野天満宮編〜
街歩き企画「ブラふとん」。今回は案内人として永太郎さんをお迎えし、北野〜花園にかけてをブラブラします!
参加者は僕、風霊守さん、はるきちさん、そして僕の友人2人と、永太郎さんです。
地図
千本中立売
まずは千本中立売で集合。
聚楽第跡
千本中立売の一本東の交差点に行って、南を見る。
豊臣秀吉の聚楽第に由来する高低差。荒廃した聚楽第のお堀に捨てられたごぼうが成長したのが京野菜の堀川ごぼうです。京都検定おなじみの知識。
西陣京極
北を見ると西陣京極。映画館や芝居小屋で賑わった地域で、夜は明かりが灯り当時の雰囲気をわずかに残している。西陣京極は花街ではないが、北野には3つの花街があった。下の森、上七軒、五番町というそうだ。そういえば今でも五番町には千本日活というエッチな映画館がある。
すき家の時計
すき家の上にレトロな時計台があった。いつも通ってたのに全く気づかなかった…!
2009年のストリートビューには「すき家」の看板がかかっている。京都市の景観条例か何かでこの看板を剥がした際に、ここにもともとあった木村時計店の看板であった時計が出現したらしい。
当時の京都新聞の記事を転載したブログがあった。
百年前の時計塔、時を越え出現 京都の街角、看板の下から ( 京都府 ) - 都童子の路地裏散策 - Yahoo!ブログ
北野商店街
市電の意匠
北野商店街には京都市電が走っていました。商店街の緩やかなカーブは電車の路線を彷彿とさせます。良いカーブ!
なかなか市電を推してくる商店街。ウェブサイト 北野今昔ものがたり にも昔の写真がたくさん展示されていた。
左の写真のビーズで造られた絵、公衆電話の中に入るとキラキラと輝いて素敵だった。
右の写真は地面に埋め込まれた市電の意匠。
ふれっしゅさん「これは蛇紋岩!!」
先日京都駅の石材を調べまくったせいで、すっかり石材に詳しくなってしまっている我々であった。
謎の高低差
永太郎さん「この高低差は何なんでしょうかねえ…」
ぱっと見た印象では奥に川とか流れてたのかな?と思ったけど、よくわからなかった。
京都こども文化会館(エンゼルハウス)
耐震工事による建替え問題でもめているエンゼルハウス。元は京都市電の北野車庫があった。 壁には京都にまつわるいろんなものと、京都市電の路線図が飾られていた。マニアック。
宥清寺
瓦が「仏立」を表しているらしい。「立」の上のぐるぐるが可愛いな。
下の森
ここからは下の森協同組合というまた別の組合による商店街となる。「関西相互銀行」と書かれた境界標のようなものがあった。今は関西アーバン銀行、将来的には関西みらい銀行になるやつ。銀行名ころころ変わりすぎでしょ…。
一条戻り橋の伝説にちなんだ大将軍商店街の「妖怪ストリート」。妖怪たちがいろんな店の前にいる…。
僕「三つ目の飛び出し坊やですよ!!」
ふれっしゅさん「これは貴重」
警察寮
昔は北野天満宮の神苑がここまであった。おそらく神苑の入り口であっただろう石門。
御前通
京都佛立ミュージアム
本門佛立宗に関する展示がしてあると思われるミュージアム。「立」の字が、宥清寺の瓦と同じくぐるぐるになっていた!あと隣の建物のアンテナが異常にでかいんだけど何なの!?
京都佛立ミュージアムは昔、京福電鉄北野駅があったところ。今は北野白梅町駅が終点だが、ここまで伸びていたのである。
当時の写真が残っていた。
在りし日の京福電車北野駅 | 北野今昔ものがたりギャラリー | ふれあいの街きたの(北野商店街振興組合)
北野天満宮前交差点
石標は触って読む、後ろを見る、いつ誰が建てたかを調べる。これが基本です。
右:市電の架線柱を発見。歴史があるなあ。
北野駅跡
道を渡って北野天満宮の一の鳥居東側。ここだけ道が広くなっている。これが市電北野線の終点、北野駅があったところなのです。ここまで電車で来られたんだね〜。
さて、本日はここまで!
続きは次回!
ブラふとん「北野」その2〜北野天満宮と平野神社編〜 - ものほし