【上野の美術館と建築】ルーベンス展・ムンク展・こども図書館
ずっと気になっていた「ルーベンス展」と「ムンク展」を見に行ってきました。ついでに、東京の上野周辺の美術館や古い建物を散策しました。
国立西洋美術館 ルーベンス展
ルーベンスは16世紀の画家で、バロック時代を代表する存在だそうです。アニメ「フランダースの犬」でネロとパトラッシュがルーベンスの絵を前にして力尽きるそうです。見たことないけど…。
いかにもイタリア!って感じの豊満なボディの男女、キリスト教に関する絵、カラフルな衣装で、イタリアに旅行したときのことを思い出しました。風景画や自画像ばかりの展覧会と違って、「外国の絵を見たな〜!」って気分に浸れます。
詳細なレビューはこちらのブログがわかりやすかったです。
建築
国立西洋美術館は1959年にル・コルビュジエにより設計されました。2016年に世界遺産に登録されたことでも有名ですね。コルビュジエの作品は日本ではこの1件のみだそうです。ただし作られた当時のままではなく、耐震防火防寒のためにいろいろ改装してるみたい。
広いピロティが特徴的。外についていた細い階段は、常設展のところにもありました。
常設展
常設展は撮影可。モネの睡蓮を始めとして、展示が充実していたので満足。
東京都美術館 ムンク展
つづいてムンク展へ。3連休ということもあり、閉館前に行ったのですが30分待ちでした。中も人が多すぎてゆっくり見ることはできませんでした…。
ムンクは19世紀生まれのノルウェーの画家。たしかに北欧感がある絵だなあ。ムンクは数々の恋愛をするも、芸術作品を生み出すには独身でいなければならないと生涯独り身だったそうだ。意識高い。
自画像がたくさんあった。なんと、自撮り写真もありました。自画像ってあんまり好きじゃなかったんだけど、展示の説明を読みながら見てみると、そのときのムンクの気持ちやどう見られたいかという自意識が透けて見えるので、意外と面白いのかもしれない、と気づいた。
「叫び」は人が密集しすぎていてチラッとしか見ることはできなかったけれど、今回初めて知ったことが2つ。1つは後ろのウネウネは模様じゃなくてフィヨルドだということ。たしかに船が浮かんでるわ。もう1つは、同じ主題で何度も絵を書いていたこと。有名なポーズじゃないバージョンがあったり、同じ背景でニーチェを描いていたり。面白いなあ。
こちらも詳細は僕の雑な感想よりも、このブログが詳しいです。 自分で説明する気なし。
お土産コーナーで売っていたピカチュウの叫びが可愛すぎて買ってしまった。クリアファイル、400円。
京成電鉄 博物館動物園駅
旧博物館動物園前駅は1933年に開業した京成電鉄の駅。皇室の土地であったため、土地に恥じない駅を作るという覚悟の元、鉄道省の設計で荘厳な駅舎が作られました。だが4両編成しか入れず、使いづらかったので2004年に廃止。
2018年には鉄道施設としては初めて「東京都選定歴史的建造物」に指定され、一般公開が始まりました。
前行ったときは開いてなかったドアが開いていたので興奮しました。
2018年6月に行った時はこんな感じでした。
国際子ども図書館
外観を撮ってなかったのでこちらも去年の6月の写真。
国際子ども図書館の建物は、1906年に帝国図書館として建てられ、1929年に増築されたもの。2000年に国立初の児童書専用図書館として使われるようになったそうです。
もちろん中で本を読むこともできます。すごくキレイで整備されているので子供も安心。
内部は昔の建物が残っています。もともと外壁だった部分ですが改装で室内になりました。
階段もレトロでめっちゃおしゃれ!
廊下も雰囲気が良い。
こういう建築にある手書きの文字とかめっちゃ好き。