日本綿業倶楽部の綿業会館でタイムスリップ気分を味わう
大阪建築巡り第2弾では、日本綿業倶楽部の綿業会館で、お城のような豪華絢爛な部屋を見てきました。
前回はこちら。
綿業会館の見学には事前予約が必要で、毎月第4土曜だけ開催されてます。午後の分は500円、昼食付きの部は2600円。スーツ姿のお上品な係員のおじさんが丁寧に案内してくれました。
綿業倶楽部は昭和3年に設立された会員制の倶楽部。入会金は個人会員で12万円です(白目)。会員専用の囲碁ルームがあったり、室内ゴルフ練習場とかあって、僕らとは住む世界が違う感じがすごい。
渡辺節と村野藤吾が設計し、1931年に竣工した。地上7階地下1階という豪華さに加え、ダクトをめぐらして送気していたり、各部屋の窓に耐火ガラスを使ったために戦火を免れるなど、技術的にも先端を行っていた。
ドラマの撮影もよく行われるそうです。平成細雪とか。見てないけど。
綿業会館 談話室はイギリスルネッサンス初期のジャコビアン・スタイル。歴代の会長の肖像画が。死ぬほど金もってんだろなー。
京都の東山で焼かれたタイルタペストリーと、リットン調査団が来た時の写真。…リットン調査団!?
会議室、通称「鏡の間」。アンピール・スタイル。
時計の周りはなんと「木目風大理石」
床に大きなアンモナイトの化石が!
昔の私設郵便箱。上の階から投函できたらしい。
現在の私設郵便箱もありました。設置するのにお金かかるらしい。
地下の食堂にきれいに食器が並べてあったので撮った。
螺旋階段のスロープが美しい…!
表には大阪ガスが寄贈したガス灯が並んでいた。レトロ!
日本綿業倶楽部(綿業会館)
TEL.06-6231-4881
開館時間 午前10:00〜午後8:00(日・祝、第3土曜は休館)
地下鉄御堂筋線「本町」駅 1番出口または3番出口より徒歩5分
みなさんもぜひ。