我が家の台風顛末記
先週の台風はすごかったですね。今でも近畿で1万軒近い家庭で停電しています。また北海道でもたくさんの方がまだもとの生活に戻っていません。いち早い復興を祈っています。
さて僕の家でも停電したり壁が剥がれたりと被害がありましたので、まとめておきたいと思います。
episode 0 「懐中電灯買う」
台風が来る数日前。母が突然
「最近災害が多いし、懐中電灯を買ってきてくれへん?」
「まあ買ってもいいけど、種類もいろいろあるからなー。ゆっくり選んでまたこんど買おう」
と言ったのだが、母は頑なに
「ええからすぐ買ってよ」
そこでAmazonで一番安い懐中電灯を2つ購入。届いたのが停電の前日でした。
(そんなん買うから停電起こるんや!と思わず突っ込んでしまった。)
episode 1 「電気止まる」
9月4日。台風の接近に伴い家族は全員家にいました。外はすごい風。向かいのおうちのトタン屋根が飛んでいくのをぼーっと眺めていました。昼過ぎ。突然電気が切れます。録画していたサバイバルウェディングが見れない…。ブレーカー落ちたのかな、と思ったら5分後くらいに復活。雷でも落ちたのかな?その10分後に再び停電。この停電が長かった。夕方、日が暮れる時刻になってもまだ電気がつかない。
episode 2 「明かりつける」
父は停電が起こった瞬間「乾電池買ってくる」と家を飛び出して行きました。いや、家に乾電池たくさんあんねんけどな…。ともかく、日が暮れる前に明かりをつけないと真っ暗になって怪我する恐れがあるので、家中の懐中電灯をかき集めてきました。
ここで役立った明かりアイテムのご紹介です。
- 懐中電灯にビニール袋をかぶせたやつ。ふわっとかぶせると全体がぼんやり明るくなります。これを部屋の隅に置くと便利。
- 妹がHeySayJUMPのライブで買ってきたペンライト的なやつ。ペン型じゃなくてランタン型のいかついやつなんですが、結構明るくて有能でした。やるなHeySayJUMP。
- 両親の結婚式でもらった高さ50cmのゴツいロウソク。結婚記念日に毎年つけられるように25年分の刻みが入っているのですが、結婚27年目にしてようやく初点火。父が「よう残ってたな…」と感心していた。バブル期に結婚した人はみんな持ってるらしい。3年分燃やしました。
さて皆さん電気がつかないと何が困るでしょう。暗い。Wi-Fiがつながらない。ケータイの充電が減っていく。クーラーがつかないので暑い。暑いのに電動シャッターが開かない(説明書見てロック外して手動で開けた)。そして何より…
冷蔵庫が動かない!ふるさと納税で手に入れた北海道のアイスクリーム(20個入り)がどんどん溶けていきます。アイスだけは!アイスだけは勘弁してくれ!というわけでアイスクリーム救出作戦が始まりました。
episode 3 「アイスクリーム緊急輸送作戦」
まずはアイスを1つ食べながら、残りの冷凍食品を全部クーラーボックスに入れていきます。(冷蔵庫から冷凍庫に移すという方法もあるみたい)。幸い水とガスは生きていたので、冷凍食品を中心に夕食をいただきました。ただ電気で沸かす風呂とシャワーが使えない…。
夜も更けたのにまだ停電が復旧しないので、友人にSOSの連絡。駅を挟んで向こうにある幼馴染の家は停電していなかったので、そちらにアイスクリームを輸送することに!車で運びました。街灯や信号が消えていて、しかもその時に限ってゲリラ豪雨が降ってきて、世紀末感が漂ってました。真っ暗の運転かなり怖い。サイレンを鳴らした車が道をふさいでいたので何だろうと思ったら、倒木で通行止め!迂回して行きました。
幼馴染宅は普通に電気がついていました。家の前で街灯がついているのを見た母が「文明開化や…」と感動。クーラーボックスの中身を冷蔵庫に入れさせてもらい、シャワーも貸してもらい、ケータイも充電させてもらいました。本当にありがとうございます…!そして再び暗闇の我が家へと戻りました。
episode 4「光あれ」
家にいても暗いし何もすることないのですぐ寝たんだけど、無意識に電気の来ていない充電コードをiPhoneにさしてて笑った。すると深夜1時前、ピン!という小さな音と共に家の電気が復活!関西電力の人ほんまありがとう〜〜〜。
関電は「光あれ」と言われた。すると光があった。関電はその光を見て、良しとされた。って感じです。(何言ってるかわからん)
episode 5 「壁崩壊」
…翌朝起きると、自宅の離れの壁が剥がれていました。(えええええ)。崩れ落ちたカーポート、飛んできた隣家の屋根的なやつ…。結構悲惨なことになってて衝撃でした。1週間たった現在、とりあえず片付けはして、壁もビニール貼ってもらったのですが、全然もとには戻っていません。誰も怪我がなくてよかったですが、改めて、みんなのいち早い復興を願っています。保険下りるかなあ…。