ものほし

ものほし -joyfutonの活動日誌-

旅行と歴史が好きな30代の社会人が、街歩き、旅行、美術、写真、など自分の好きなものを好きなようにやるブログ

ドイツ・オランダ一人旅 〜わくわくのオランダ編〜

1年前、2017年6月に一人旅で行ったドイツとオランダ旅行記、後編です。4000文字くらいあります(書きすぎ)。

前半はこちら。

joyfuton.hatenablog.com

 

ドイツ版新幹線ICEに乗ってアムステルダムにやってきました。「ドイツからオランダに来たけどどいつもおらんだww」って言おうと思ったのですが普通に人がたくさんいた。

4日目

アムステルダム

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中央駅が美しい。東京駅のようなレンガ造り。でも関係ないみたい。

辰野金吾の設計による東京駅丸の内側駅舎はアムステルダム中央駅をモデルにしたとする俗説があるが、藤森照信らの西洋建築研究者により、設計者の系譜と建築様式の両面から現在ではほぼ否定されている。2006年4月11日、東京駅とアムステルダム中央駅は姉妹駅となった。(出典Wikipedia)

アムステルダムのほとんどの美術館博物館に入れるミュージアムパス(60ユーロ)を買って、レンタサイクルで美術館巡り。

 

準備万端や!

Amsterdam - Spherical Image - RICOH THETA

アムステルダムの街並み、運河煉瓦運河煉瓦って感じでした。

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アムステルダムは人口よりチャリの数が多いと言われてる。交差点でもみんなビュンビュン走って行く。例えていうなら「全部百万遍」。ここは12年間チャリ通学をしたぼくの腕の見せ所だ。いや、脚か。

I amsterdamのオブジェ

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よいダジャレですね。人がめっちゃいる。

天才ぼく「表側は人が多いから裏から撮って画像反転させたらいいのでは」

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アンネフランクの家

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オランダにアンネの家があるイメージがなかったので意外。もともとドイツに住んでいたけどナチスの台頭でアムステルダムに亡命してきたらしい。アンネの日記に登場する有名な「隠れ家」がここ。本棚を動かして入る隠し扉も残っていて感動した。

そして何より感じたのが部屋の狭さ。こんな狭い部屋で、15歳の女の子とその家族が、迫害に怯えながら隠れてたんだなあ…。

また、展示を見て知ったのだが、アンネは出版されること意識して日記を書き直していたそうだ。そもそも「この戦争の経験を後世に残すべきだ」というラジオ放送を聞いて、日記を書くことを決意したらしい。なんと聡明な子だったんだろう。

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アンネの家の前で売ってた絵がめちゃきれいだった。

ランチ 

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ランチ情報です。どの国にもおしゃれカフェあるのね。量が少なかったけど。

ゴッホ美術館

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さてゴッホ美術館に来ました!

ゴッホのひまわり触ってみたwwwとかいう炎上写真が撮れる体験コーナーがあった。残念ながら本物の展示は撮影禁止でした。

ゴッホは生前より「ひまわりの画家として後世に名を残したい」と言っていたらしく、見事にそれに成功していてさすがだなと思った。あと、歌川広重の絵を模写したりしてたらしい。そうか、オランダに対しては鎖国してなかったもんなあ。 

音声ガイドがiPod touchの貸し出し品で、絵をタッチして解説を聞いたり、別の視点から見せてくれたりで面白かった。最後に「みなさんがゴッホのように、周囲の世界に対する独自の見方を見つけられたことを願っています。」とか深いこと言ってた。耳は切りたくないけどな。

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おみやげコーナーに「じゃがいもを食べる人々」の絵がラッピングされたポテトチップスが売ってて笑った。

アムステルダム国立美術館

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建築が素敵すぎる。

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図書館めっちゃ広い!そしてあのフェルメールが牛乳入れるやつも飾られてます。

Amsterdam National Museum - Spherical Image - RICOH THETA

 こちらはレンブラントの夜警!!

iPhoneアプリで美術館を「45分コース」「90分コース」とかで道順案内してくれるのがあって便利だった。

アムステルダム国立美術館

アムステルダム国立美術館

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飲み会の一発芸かな?

レンブラントの家

細長いお家。

自画像が大量にあった。この家で弟子をたくさん育てたそうだ。

レンブラントの家 - Spherical Image - RICOH THETA

 

さてここまで、朝からドイツを出てアムステルダムに着き、中央駅散策→I Amsterdamの看板で記念写真→アンネの家→カフェでランチ→ゴッホ美術館と国立美術館の主要な作品全部見て、現在夕方の16時。鬼のような過密スケジュールである…。だがそれが楽しい!

 

晩御飯は近所のバーで一人で飲んだ。ヨーロッパでビールを飲むたびに「お茶みたい」と思うんだけど、ビールなんて実質腐ったお茶やからたぶん合ってるな。

 

ゲイに狙われる

飲み足りないので公園ぶらぶらしてたら、イラン出身のおじさんに話しかけられ、一緒に缶ビール飲んだ。日本に住んだこともあるめっちゃ気さくなおじさんで、いろいろ話をしていたのだが、突然

男の人好き?男としたことある?」とか言い出した。

No, I love girl.」って答えたんだけど、

いっぺんやってみよう。だってここはアムステルダムだぜ!

いやいや。さすがにそっちの初体験は…ご勘弁を。

「おじさん何歳なん?」

50歳

「僕の倍やん!」

大丈夫やで!」(何がや!)

全力で逃げた。

夜景巡り

6月のドイツは日が暮れるのが遅く、22時くらいまで明るい。どうしても夜景を見たかったので、宿でいったん仮眠を取り、深夜1時くらいに街へでかけた。

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やはり美しい建築は夜見ても美しいなあ〜。

レッドライト地区

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男性には興味ありませんが女性には興味あるので、レッドライト地区、またの名を「飾り窓」へやって来ました。一言で表すならオランダ版 飛田新地。窓の奥でお姉さんたちが勧誘してきます。水着着てるだけ、飛田新地よりこっちの方が健全だなあ。さすがに入店する気はなかったのでブラブラ見て回って、宿へ帰った。

宿

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ちなみにアムステルダムでは2泊で5000円の驚愕の安さの宿に泊まった。二段ベッド3つの6人部屋だったので、若者たちと語ったりする青春があるのかな??と期待してたのだけど、夜は誰もおらんかった。

ところが朝起きたら、下のベッドに女の人が寝ててびっくりした。男女いっしょかい。しかも普通に下着姿でうろうろしてたし。自由か。汗臭かったのですぐ逃げた。

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アムステルダムはこんな感じで回りました。友人に画像を送ったら「オタクの周り方」って言われて笑った。

5日目

旧教会

 アムステルダム最古の教会(1306年、金閣寺より古い)である旧教会へ向かいます。この教会に行くには、上述の飾り窓やいわゆる”コーヒーショップ”(気持ちよくなれるタバコを売ってる店)の前を通っていかないといけない。聖と俗が隣り合っているのは、ブラタモリ的でワクワクするなあ。

受付のお姉さん「どうぞお入りください。ただし、ゴールドの所は歩かないでください

ぼく「ゴールド…?」

受付お姉さん「ゴールド。

ドアを開けて納得。ゴールドだ。謎の現代芸術展をやってて、辺り一面に金色のシートが敷かれていた。古いものと新しいもののコラボは良いな。

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実はこの床、すべて墓石。2千5百墓の下に1万人以上もの人が葬られている。レンブラントの奥さんも埋められていたようだ。

旧教会 - Spherical Image - RICOH THETA

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散逸したステンドグラスを貼り混ぜ屏風のように繋げてある。

 

kotomicreations.blog69.fc2.com

船や港に関する教会らしい。日本で言う金刀比羅宮みたいなもんか。

ハイネケン・エクスペリエンス

さてここで、休暇を取った先輩メキシコ人がドイツから合流。一緒にビール博物館を見学した。アムステルダムはみんな大好きハイネケンの生まれ故郷なのです!

ハイネケンさん「ビールの周りではいつも何かが起こる

ぼく「わかる」

ここに飾られていたレンブラント「夜警」のパロディ画像。みんなビール持ってたw

デン・ハーグ

ほろ酔い気分でICEに乗って郊外へ出ます。

地理の授業中に変な地名ばかりを探していた皆さんにはおなじみの「スケベニンゲン」のすぐ近くを通りました。

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もう少しでスケベニンゲン

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ハーグに到着!駅がめっちゃかっこいい。ICEの駅にトラムが乗り入れてます。

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街の風景がすでに絵画っぽい。

マウリッツハウス美術館

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マウリッツハウス - Spherical Image - RICOH THETA

内装も美しい美術館。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」とか、レンブラントの人体解剖してる絵とかがあった。

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真珠の首飾りの少女〜!ここにいたのか〜!

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ビネンホフ(国会議事堂)

お堀に囲まれたような建物。これも美しかった。

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アムステルダム

メキシコ人と別れ、アムスへ帰ってきました。さて、旅の最後を飾るのは、世界三大オーケストラの1つ…

ロイヤル・コンセルトヘボウ!!!

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曲目は

でした。

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ピアコンのソリストのおっさん、めっちゃどっしりと座ってすごく力強い演奏だった。カデンツァがめっちゃ濃厚だった…。ねっとりしてた。

ロイヤル・コンセルトヘボウ - Spherical Image - RICOH THETA

一番後ろの2階席なのに、すごく近くにいるように、音がよく聞こえた。

コンセルトヘボウ:音楽堂に関する特別な知識を持たないヘントの設計した大ホールの空間は体育館や学校の講堂のような直方体であり、あまつさえ片側の上層部分に大窓が並ぶという音楽堂として非常識なものであったが、何故かオーケストラを入れて演奏してみると奇跡的に素晴らしい残響効果が起きた(出典:Wikipedia)

休憩中に手を叩いて残響確かめようとしたら、ホールのお兄さんに「今は人がたくさんいてノイズあるからできひんで」って言われた。優しい。演奏会後に改めて手を叩いて残響2秒を体験できた笑

そういえば、コンセルトヘボウにも「演奏中にあめちゃんナメナメおばちゃん(西洋人)」がいた。世界共通なんだなあ。でも缶々に入ったあめちゃんだったので、包み紙広げるおばちゃんに比べればまだ静かやった。ちなみにブラボーおじさんはいなかった。

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休憩室にいろんな楽器の絵が飾られてて素敵だった。

6日目

帰宅日です。アムステルダムの空港でチーズ試食しまくって、お土産買って帰った。

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名残惜しく空港でハイネケンを飲む。旅行中トータルで、ヴァイツェン、アルト、ケルシュピルスナーハイネケンを飲んだ。どれも美味しかった。 

7日目

1週間ぶりに職場に現れた僕「おはようございます」

係長「YOUは何しに日本へ

僕「仕事です」

楽しかった\(^o^)/

 

おみやげ。